遺産分割の訴訟について

ここでは,遺産分割訴訟についてご説明します。

 

(1)はじめに

はじめに相続人の間で遺産分割の話し合いに決着がつかない場合,家庭裁判所に調停を申し立てることができますことは別の項でお話しました。

 

そして,調停も不成立となった場合には,「審判」という手続きに移行し、裁判所が審判を行うことになります。

 

以上の通り,遺産分割をめぐる一連の流れにおいて,「調停」や「審判」という手続きは出てきますが,「訴訟」巷でいう「裁判」という手続きは一切出てこないのです。

 

 

しかし,イレギュラーな場合には,この訴訟が出てきます。

 

本項では,この「訴訟」について,お話します。

 

(2)遺産分割に関する訴訟

遺産分割に関する訴訟は,家庭裁判所ではなく地方裁判所で行われる手続きです。

 

これら訴訟は,遺産分割協議を行うにあたって,ある財産がそもそも遺産なのか?とか,相続人は誰か?という話し合いの前提になるような事実について争いがある場合に,行われます。

 

(3)遺産分割に関する訴訟としてどのようなものがあるか

事実関係を争う訴訟としては、

 

遺産分割に関する訴訟としてどのようなものがあるか①所有権確認訴訟(遺産分割協議の対象となっている財産が,亡くなった方の遺産ではなく,自己の固有の財産であるということを主張する訴訟)

②共有持分権確認訴訟(相続財産に共有持分を有しているということを主張する訴訟)

③遺産確認訴訟(ある財産が被相続人の遺産に帰属することの確認を求める訴訟)

 

などがあります。

 

また、相続人の範囲や被相続人が作成した遺言書の有効性など、遺産分割を行うに際しての前提となる事実関係に争いがある場合にも、調停による解決よりも訴訟による解決の方が実効的な場合が多いでしょう。

 

遺産分割の話し合いの中で,これらの事実関係に争いがある場合は,中々話が進展しないと考えられるので,訴訟提起を検討していくことになります。

 

訴訟は専門的技術が必要不可欠ですので、必ず弁護士にご相談ください。

 
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